2008年01月19日

季節から喰らうバックドロップとは







朝起きて
前の畑が真っ白だった日は



息子が登園を嫌がらないから
ちょっと気楽なわけ。




「雪だるま、つくれるの?」




家を出るとき

駅の改札を通るとき

ホームにいるとき

電車に乗ってから。





「雪だるま、つくれるの?」





少し赤くなった
まあるいほっぺたで、見上げてくる息子。





電車のくもった硝子越しの

小さな家の屋根や

こおった車のボンネットや

小学校の運動場の大きな木が

いつもの茶色、紺、緑の色を

白く隠しているのを確かめて






「うん。作れると思うよ」








ところがところが。





たどり着いた保育園は

ジャングルジムも

すべり台

運動場の土も

むき出しのいつもの朝。


雨よけからの雫だけが



「ごめん、こういうことなんだよ」



と言うように
とめどなく落ちている。


肩を落とす息子。

肩を落とす僕。



休校を期待させた台風が

逸れたような

季節からのバックドロップ。







ゆきどけしずく





posted by 白井麒麟 at 12:43| 東京 ☀| Comment(0) | あしもとの小さな音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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