2008年03月16日

「春」と題した日記





子どもに誘われるままに公園へ


遊具の方に手を引っ張る、ナーくん

大きな水たまりが一杯なので
猫ちゃんを見に行こう、と誘う。



「あれは桃の花だよ」
「えっ?」



ピンクの花木を指さすと、うんうんとうなづく。




走り出すナーくん。
「速いね」とおだてると
ますます上がるスピード。



黄色い菜の花と
赤い鉄塔。



「ニャ衛門がいなくなって寂しいね」


ポッキーはのんきにひなたぼっこ。


公園のゴミだめのような鉄塔の周りを
ナーは走り回る。
僕は、以前ニャ衛門が寝転がっていた
コンクリートに腰をおろす。



「これすごいでしょ」



拾った木ぎれを差し出してくる。



「ほーんとだ。ちょうどいいね」


少し太いその木ぎれを
えいっえいっと振ってみせると

”戦隊モノ大好き”君は
真似して振り始める。



空を切る音


金網に当たる音


石をたたく音


ビュン、カチン、コツン。



僕の頭の中には
書きかけの脚本と
鞄にしのばせたノートパソコン。


ビュン、カチン、コツン。


ノートパソコンを取りだした僕は
結局、その音を聞きながら
課題はあとまわしにして
この日記を書くことにした。




春







posted by 白井麒麟 at 15:46| 東京 ☀| Comment(0) | あしもとの小さな音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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